日本の神話を物語として、著者 田中繁男が書き下ろす!日本の神話や万葉集を参考にメルマガも発行します!
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日本の神話


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万 葉 散 歩


はじめに


 「法のもとでの平等」ということがあるが、その前に日本では「歌のもとでの平等」ということがあった。
 誰であれ、すぐれた歌を詠めば、皆に認められ、称えられる素地が、日本文化の基底として、すでに飛鳥時代や奈良時代(おおむね西暦600〜800年)には確立されていた。

 そんな文化風土の中より生まれてきた歌(和歌)4516首(数え方より4540首)を集めたアンソロジー(詞華集)として編まれたものが「万葉集」である。
勅撰の「古今和歌集」が出る前の、いわば私家集といった歌集であったが、編まれるべくして編まれたのもであった。

 以来1200年を越えて日本文化のバック・ボーンとして「万葉集」は機能してきた。いまだ片仮名・平仮名はなく、漢字の意味ではなく、単に音を借りるだけの万葉仮名により、日本語の歌は記録されていった。

 万葉仮名の例としては、思鶴鴨(思ひつるかも)と表示されたときの鶴鴨(つるかも)が万葉仮名であり、思は漢字本来の意味として使われ、しかも読みは訓読みとなっている。

 そんな表記上の苦労、また逆に読解上の苦労もある万葉集であるが、その歌そのものは新古今(鎌倉時代)の歌のように、それが悪いというのでは決してないが、《歌のための歌》となっていないところがあり、それが大きな特徴となっている。

 つまり意味があって、詠まれる必要があって詠まれた歌が殆どで、しかも歴史的背景を背負ったものとなっている。


 初期万葉の代表的な女流歌人である額田王(ぬかたのおおきみ)の歌は実質12首であるが、すべて歴史的裏打ちのある歌、歴史を背に負うている歌といって差し支えない。《熟田津に船乗りせむと・・・》の一首は勿論、《いにしへに恋ふらむ鳥はほととぎす・・・》の一首も、吉野でのいわゆる六皇子盟約という歴史的事象を背景に生まれた歌といえよう。


 額田王の歌を手初めに、万葉中期の代表的歌人である柿本人麿(かきのもとひとまろ)、万葉後期の代表的歌人で万葉集編集の中心的存在の大伴家持(おおとものやかもち)の歌へと繋いでいこうとするのもであるが、その流れの中で、人麿のライバル山上憶良(やまのうえのおくら)、人麻の親友たる高市黒人(たけちのくろひと)、流刑とされた人麿の後半生と目され、従って人麿と同一人物とみられる山部赤人(やまべのあかひと)などの歌、また当然ながら背景となる歴代天皇朝にも触れていきたい。



柿本人麿の記載方法ですが、通称「人麻呂」と「人麿」が使われています。このホームページ・メルマガにおいては、「柿本人麿」で、統一していきますが、「人麻呂」を使用されている方が多いので、場合によっては、「人麻呂」を使用していますので、ご了承ください。


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 ここらで、ちょっと一息(^o^)/

Q. 著者がなぜ、「万葉集」に興味をもったのか?


 日本最古の歌集であり、飛鳥時代より京都へ移るまでの奈良時代(おおむね西暦600〜800年間)の文学・歴史・政治・経済・社会・その時代の人々のものの考え方・人間関係(意外な人と人とがつながっていたなど)・風俗・風習・地理などが、手に取るようにとまではいかないが、それなりにわかるから。


Q. なぜ、今回、額田王、人麿、家持に注目するのか?

 三人は、全万葉の代表で、額田王は万葉初期の代表であるだけでなく、全万葉を通じ女流の代表。
 人麿は万葉中期の代表で瑞々したでは最高の歌人で壬申の乱に参加したことを誇りとした武人。
 家持は万葉後期の代表であるほか万葉集の代表的編集者で武人。

 他、山上憶良、山部赤人なども時代背景にともない、登場します。憶良人麿また家持のところで登場し、赤人人麿が上総国(千葉県)山部郡(九十九里浜のあたり)へ流刑となって以降の名。従って、人麿赤人は同一人。ここでは、人麿の生年を西暦658年、上総へ流されたのが707年、許されて帰京したのが722年、没年を747年と考えた。(その根拠を示すのもこの物語・メルマガの目的のひとつ)。


Q. 万葉集のどのようなところを伝えたいのか?

 いまのように歌を作るためが目的ではなく、殆どが歴史背景があり、作られるべくして作られたものが殆どで、なぜ作られたのか、その理由に興味をもった点を伝えたい。


Q. 万葉集のどのようなところを研究しているの?

 万葉歌は漢字で記されていて(漢字を眞の意味で使わない時が多く、漢字の音を借りるだけのときの使用を万葉仮名という。

 例えば、・・・思鶴鴨とあれば、思ひつるかもと読み、思は本来の意味であるが、鶴と鴨とは単に音を借りているだけで、鳥の鶴や鴨を意味しようとしているのではなく、こんな使い方の場合を万葉仮名という。まだ片仮名や平仮名がなかったゆえ)、その文字一つ一つを研究する人から、歌をそれだけで味わい解釈しようという人まで多くいる中、歴史の流れの中に歌を置いて、歴史文学として位置づけ研究す珍しい立場にいる。

また、万葉集は、世界でも、これだけの数4516首4540首ともいう)の歌集は古今東西に滅多になく(あっても途切れ途切れなど)それだけでも世界に誇るべき文化を1600年も前に生み出し、しかも現代に通じる点において最高の歌集と考えている。


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