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日本の神話

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「日本の神話 〜日向三代〜」

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一の二、海幸山幸 (第3回目 2005年1月6日)



一の三、海幸山幸
(第4回目 2005年1月10日)
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■    日 本 の 神 話
□  
■  〜 日 向 三 代 (ひむかさんだい)〜

■  4回目 著者:田中繁男 http://nippon-shinwa.com
□  発行周期:週刊
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 一の三、 海 幸 山 幸 (うみさちやまさち)


 国津神(くにつかみ)の猿田彦より道を聞いてきた天鈿女命(あめのうずめ

のみこと)は、主君の瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)に天降る道筋を伝え終える

と、急なことであったが、猿田彦との結婚の許可を願い出た。天鈿女命の方

が乗り気であったようなのは、のちに猿女君(さるめのきみ)と名を替えてい

るあたりにも窺える。

 瓊瓊杵尊の許可を得た天鈿女命(あめのうずめのみこと)は、そのまま猿田

彦と手に手を取り合っては、遥かに東方の伊勢国へまで逃げるような恰好で

赴き、そこで新婚生活を営んだ。逃げるようにというのは、天照大神には望

んでいたであろう出雲の国への天降りうる道筋を教えなかったからであろう。

 ところが、結果的には、天照大神は猿田彦の道の教え方に満足し、これを

嘉(よみ)したかと思われる。というのも、のちに宮中より追われるような

形で笠縫邑(かさぬいのむら)へ遷された天照大神は、自ら望んで垂仁(すい

にん)天皇の丁巳(ひのとみ。西暦二三七年)に、結局、伊勢国へ遷られたから

である。

 天鈿女命は天照大神には天石窟(あめのいわや)へお隠れになったとき、そ

の前で妖艶な踊りを披露しては、天照大神の誘い出しに成功した殊勲の女神

であった。それゆえ懐しさもあったのであろうが、筑紫の日向への道を教え

た猿田彦に特別の関心があったのであろう。

 孫で独身の瓊瓊杵尊を天降らせるにあたり、肥沃な出雲(いづも)あたりへ

と天照大神が考えたのも当然であり、そうなるべきはずと信じてて疑わなか

ったところ、猿田彦の教えたのは、出雲とは似ても似つかぬ痩せた地の筑紫

(つくし)の日向(ひむか)の襲(そ)の高千穂峰(たかちほのみね)であった。

 そのあたりは今でもシラス台地という地味の薄い地で、エライところへ孫

は案内されたもの・・・・と天照大神は、当初は猿田彦を恨みに思っていた。が、

人生万事塞翁が馬(さいおうがうま)というものか、高千穂峰へ天降ったおか

げで、その西南方の吾田の笠沙(かささ)において、孫は生涯の伴侶となる木

花開耶姫と巡り会うことができたのであった。


「何と見目麗しい乙女であることか。私の妃としたい」

 出会うたその日に、瓊瓊杵尊は求婚の言葉を口にした。が、木花開耶姫は

慎み深く応えて申し上げた。

「父の許しを得ねばなりません」

「それなら、さっそく父上のもとへと案内せられよ」

 それで瓊瓊杵尊は、大山祇神(おおやまつみのかみ)の前へ出ることとなっ

た。

「姉の磐長媛と抱き合せで、お願いいたします」

 神代のことであるから、今のように一夫一婦というわけでもなく、それで

瓊瓊杵尊にしても、一夫一婦に拘ることもなく、鷹揚に構えていた。

 が、現れた姉の磐長媛を一目見た瓊瓊杵尊は、媛には悪いことではあった

が、思わず腰を引いた。

 それを目ざとく見て取った磐長媛は、深い溜め息をついては独りごちた。

「妹は確かに美しいが、花の命は短くて儚く散って行くように、妹の産む子

の命も短いものとなろう・・・・。それに引き換え、醜いとはいいながら、それ

は顔だけの話で、私の産む子は、私の名に負うては、磐のように頑丈で長い

命を保つことでしょう」

 そんな磐長媛の独りごちも耳に入ることもないままに、その夜、瓊瓊杵尊

は木花開耶姫と褥(しとね)を共にした。


■ 次回予告!!
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 一の四、 海 幸 山 幸 (うみさちやまさち)
 
 翌朝。はればれとした表情で木花開耶姫は夫君となった瓊瓊杵尊に申し上

げた。

「尊の御子を身ごもりました・・・・」

・・・つづく


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一の四、海幸山幸へ (第5回目 2005年1月16日)
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