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「日本の神話 〜日向三代〜」

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一の一、海幸山幸 (第2回目 2005年1月1日)



一の二、海幸山幸
(第3回目 2005年1月6日)
■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■

■    日 本 の 神 話
□  
■  〜 日 向 三 代 (ひむかさんだい)〜

■  3回目 著者:田中繁男 http://nippon-shinwa.com
□  発行周期:週刊
■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■


 一の二、 海 幸 山 幸 (うみさちやまさち)


 その吾田にゆかりの木花開耶姫は大山祇(おおやまつみ)神の娘で、木花つ

まり朝日に匂う山桜の花も羞じらう絶世の美女であった。姫には磐長媛(い

わながひめ)という姉がいたが、この姉は妹とは異なり、名は体をあらわす

というのか、名の示すごとく、岩のように突兀(とつこつ。凸凹)とした面相

をしていた。

 それは、さすがに大らかな瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)にして、初めて会っ

たとき、思わず腰を引いたほどのものであったが、なぜ瓊瓊杵尊が磐長媛と

会うこととなったのか、さらに、その父の大山祇神より磐長媛をも娶るよう

に勧められることとなったのかは、今少し話を遡らせる必要がある。

 そもそも高天ノ原(たかまのはら)にまします天照大神(あまてらすおおみ

かみ)には、その父神の伊奘諾尊(いざなきのみこと)らには造られた国であ

る下界にある葦原瑞穂国(あしはらのみづほのくに)の君(きみ。君主)とし

て、子神の天忍穂耳命(あめのおしほみみのみこと)を天降(あまくだ)らせる

ということがあった。

 が、天降っていく途中で、妃の栲幡千千媛(たくはたのちぢひめ)に瓊瓊杵
 
尊が生まれ、それで天降りを取りやめた天忍穂耳命は、再び高天ノ原へ戻っ

てきた。善後策を母神の天照大神と相談するためであったのであろう。

 子神が生まれたからといって、またも戻ってこないように、天照大神には

孫となった瓊瓊杵尊を、今度は独り身のままで、天降らせることとした。理

に適った措置というべきであろう。

 八重の天雲を掻き分け、厳の道分き(いつのちわき)道分きして、天ノ八閻

(あめのやちまた)つまり道の多く集まったところまできたとき、そこに猿田

彦という国津神(くにつかみ)つまり土地の神がいて、道を教えるということ

であった。

 それで瓊瓊杵尊は天鈿女命(あめのうづめのみこと)という女神を遣わせて、

天降っていく道筋を聞かせた。天鈿女命を選んだのも、女神が物怖(ものお

)じしない上に、陽気な性格であったからであろう。


■ 次回予告!!
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 一の三、 海 幸 山 幸 (うみさちやまさち)
 
 猿田彦より道を聞いてきた天鈿女命は、道筋を伝え終えると、急なことで

あったが、猿田彦との結婚の許可を、主君の瓊瓊杵尊に願い出た。天鈿女命

の方が乗り気であったようなのは、のちに猿女君(さるめのきみ)となを替え

ているあたりにも窺える。

・・・つづく


■ 編集後記
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一の三、海幸山幸へ (第4回目 2005年1月10日)
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