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「日本の神話 〜日向三代〜」

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一の十六、海幸山幸(第17回目 2005年03月24日)



一の十七、海幸山幸
(第18回目 2005年04月01日)
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■    日 本 の 神 話
□  
■  〜 日 向 三 代 (ひむかさんだい)〜

■  18回目 著者:田中繁男 http://nippon-shinwa.com
□  発行周期:週刊
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 第1話から見る ⇒ http://nippon-shinwa.com/bnippon_2.html

 前回を見る   ⇒ http://nippon-shinwa.com/bnippon_17.html
 
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 一の十七、 海 幸 山 幸 (うみさちやまさち


 そんな思いの父たる豊玉彦であったが、その娘の豊玉姫は、山幸彦の出発
 
の日が近づいてきたある日、山幸彦の眼を見ては申し上げた。


「私は・・・・身ごもりました」


「おう。それは、ありがたいこと、嬉しいこと・・・・めでたいことである。こ

れで正統を継いでいくことができよう」


 と山幸彦は心よりの喜びを表したが、豊玉姫は、なぜか訝しげな表情で夫
 
君に尋ね。


「正統を継ぐ・・・・のでございますか。尊には兄君がおられ、兄君に御子がお

られますれば、その御子が・・・・正統を継いでいかれますのではでございます

まいか」


「正統を継いでいく御子は、兄と弟と・・・・そのいずれの子であってもよろし

い」


「その御子が女児でありましても、正統を継いでいかれるのでございます

か」


「そもそも天照大神には女神であらせられる。そうである以上、私の一統は

女系のもとに発しているわけである」


「・・・・」


「が、その天照大神の、誓約(うけい)により生まれた御子の第一の天忍穂耳

命(あめのおしほみみのみこと)は男神(おかみ)であらせられ、私の祖父君で

ある。この祖父君が地上界へ天降られる段取りであったが、代りに、その子

の、つまり私の父上の瓊瓊杵尊が天降られた」


「はい・・・・存じ上げてございます」


「地上界へ天降られる予定であった親、また実際に天降られた子・・・・この親

子二代は、共に男神である。従って、地上界にあっては、男系をもって天照

大神よりの正統を継ぐ・・・・ということとなったのである。これは理屈ではな

く、天照大神一統を貫く不変の原理である」


 つまり高天ノ原(天上界)にまします天照大神より始まる一統は、天照大神
 
には女神であらせられる以上、その一統は女系である・・・・というほかはない。


 が、次を継いで地上界へ天降る予定であっが、実際には天降られなかった
 
天忍穂耳命は男神であり、実際に天降られた瓊瓊杵尊も男神であり、その次

を継ぐ海幸彦また山幸彦も男神であるところより、地上界においての三代は、

すべて男神、つまり男系ということとであり、これが地上界での原理となっ

たのであって、理屈によるものではなかった。


 山幸彦の御孫の神武天皇より皇統が始まってより、推古天皇を初めとして、
 
男系の女子が正統を継ぐということもあった。が、それは文字どおり中継ぎ

としてであって、次に男系男子が継ぐための中継ぎであった。


 皇統において中継ぎが必要とされ、それが意味を持つこととなるのは、男
 
系の女子である中継ぎにより中を継がれる次の天皇は、当然ながら、男系の

男子であるというところにあり、女系でないこと、つまり中継ぎとして即位

せられた女帝の所生の御子ではないところにあろう。


 次に継ぐべき男系男子、例えば、文武天皇となる軽皇子(かるのみこ)が大
 
きくなるまでの間、正統を中継ぎするところに男系女子の中継ぎする意味が

あるのであり、それ以外の場合は意味はないという点が、皇統ということを

考えるとき重要である。


 従って、男系の女子(内親王)が即位される場合、宮家を含む皇族全体、
 
さらにいえば旧宮家に男系男子がある場合にのみ、意味があるということと

なる。


 というのも、正統を継ぐ、つまり今まで続いてきた皇統を継ぐというのは、
 
単に天皇位を継ぐということに留まることなく、それ以上に《天皇霊》を継

ぐというところに、より大きい意味があるからである。


 そうした天皇霊というものがあり、それを受け継いできたのが天皇伝統
 
(皇統)である。一方、その時代その時代において、天皇霊を継承し、保有

して生きておられるのが、その時代の天皇御一人である((天皇存在)。


 要するに、皇統は高天ノ原(天上界)の天照大神に始まり、それにより、
 
最初は女系であるものの、地上界へ天降られた時点、というよりは、その直

前より、男系の男子が継ぐ形となっているわけである。


 面白いところは、地上界へ降りてきてより一統を継ぐのは、男系男子とな
 
っている点であろう。これについては、興味深いことがある。


 それは、もともと人間も生物であり、その生物というものは原始的な時代、
 
女性だけによる単性生殖で子孫を残してきていたというのであり、その単性

生殖であった頃の記憶が、女性神つまり天照大神に痕跡として留められてい

るというのである。


 単性生殖でも子孫は残せるものの、それでは進化も乏しく、進歩にしても
 
遅々たるものという欠点があった。それで、聖書のアダムとイヴとは逆の恰

好の、女性より男性が派生しては、より複雑な両性生殖となっていったとい

う。


 してみれば、天上界つまり高天ノ原における誓約(うけひ)による生殖のよ
 
うなものは単性生殖であり、天上界より地上界つまり葦原瑞穂国(日本の

国)へ降りてくる直前の天忍穂耳命あたりより、両性生殖となったのであろ

う。


「それでありますなら、私に生まれてくるでありましょう御子が女児であり

ますとき、その女児が、天照大神以来の正統を継いでいくのではないのでご

ざいますね」


 と豊玉姫は真剣な口調で尋ねた。


 それに対し山幸彦は、困ったような口吻と冴えない表情で応じた。


「まだ生まれてきてもいない子の・・・・先のことまで、神ならぬ身の・・・・いや、

神ではあるが、私ら地上へ降りた神の、すでに半分は人間である神の、よく

知るところではない」


 それもそうと思い至ったものか、今度は豊玉姫は、実務的なことを申し上
 
げた。


「私は出産は尊のもとで行いたいと存じます。天神の御子が海神のもとで生

まれるというのも不適切と考えるからでございます」


「・・・・」


「それで、波風の強く激しい日に・・・・私は必ず尊のもとへ参上いたします。

その日に尊には浜辺に産屋(うぶや)を設えて戴き、お待ちになっていて下さ

い」


 波風の強く激しい日つまり台風か時化の日かなのであろうが、そんな日に
 
参上する・・・・というのであるから、尋常なことではありえなかった。それで

も山幸彦は、驚きながらも豊玉姫の述べるところを、そのまま受け入れた。


 
・・・つづく


バックナンバーはこちら ⇒ http://nippon-shinwa.com/back.html



■ 編集後記
□■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 
さて、「日本の神話」(http://nippon-shinwa.com)のホームページで、
著者 田中繁男の書籍、「物語 日本武尊(上)」の「立ち読みコーナー」
を設けました。


「日本の神話」メルマガ読者の方々には、もっと、田中繁男の作品を知って
もらおうと、書籍の一部分ですが、「立ち読みコーナー」を設けてみました。
 

「立ち読みコーナー」のページには、制限がかかっていますので、
下記、IDとパスワードでページにお入りください。

     【 ID:nippon  パスワード:shinwa 】


立ち読みコーナーのアドレスは、下記の通りです。
⇒ http://nippon-shinwa.com/tatiyomi/index.html


※現状では、「物語 日本武尊(上)」だけになります。反響がよければ、
他のシリーズでも随時、行う予定です。


是非、一度、「立ち読みコーナー」に訪問していただき、ご感想を頂ければ
と思います。


以前から、ネットで書籍を購入しようとしても、立ち読みができないことに、
すこし疑問を感じていました。これを機に、田中繁男著シリーズだけでも、
中身を確認していただいてから、ご購入ができるようにと思い、「立ち読み
コーナー」を設置しましました。
 
 
ささいな感想でも結構ですので、メールいただければとうれしいです!
 
 
ご質問・ご感想はこちらまで、info@nippon-shinwa.com

 
それでは、次回の物語をお楽しみに!


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(子)で構成しています。
 
 なぜ、子が父の作品をメルマガにしているのかといいますと、長年にわた
り日本の歴史・神話について研究してきた父の知識、書物、考え方、経験を
公表したかったからです。
 
  父は、この「日本の神話」以外にも現在、執筆の活動をしていますので、
続々と複数のメルマガを発行していく予定ですので、今後とも宜しくお願い
します。

 また、http://nippon-shinwa.com にて、著者の出版した書籍も紹介して
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 著者への質問や感想がございましたら、info@nippon-shinwa.com までお
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最後まで、長い文章をお読み頂きまして有難うございました <(__)>



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一の十八、海幸山幸へ (第19回目 2005年04月09日)
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