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「日本の神話 〜日向三代〜」

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一の十一、海幸山幸(第12回目 2005年02月17日)



一の十二、海幸山幸
(第13回目 2005年02月22日)
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■    日 本 の 神 話
□  
■  〜 日 向 三 代 (ひむかさんだい)〜

■  13回目 著者:田中繁男 http://nippon-shinwa.com
□  発行周期:週刊
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 一の十二、 海 幸 山 幸 (うみさちやまさち)



 哀れに思った山幸彦は、立って行って罠をはずしては、川雁を自由な身に
 
返してやったところ、川雁は勢いよく飛び立ち、何度も大空に弧を描いては、

やがて、いずこへともなく飛びさっていった。


 ぼんやりと山幸彦は、川雁の飛びさっていく彼方を眺めていたが、ふと差
 
した影に気づいては振り返りみると、そこに老翁が立っていた。


 幾歳とも見当もつかないほどの老翁に見えたが、罠を仕かけたのは、ある
 
いは、この老翁ではなかったか・・・・と訝しく思った山幸彦は、警戒の身構え

を取って老翁の様子を窺った。


「よう放してやったのう。わしは、おぬしが罠を仕かけたかと思うて見てい

たが」


 と老翁は低く太い声音で山幸彦に話しかけた。


「・・・・」


 急なことで、山幸彦は沈黙したままでいると、老翁は構わずに話を続けた。


「それにしても、顔色がすぐれぬようじゃが、何か悩みでもあるのであるか。

それなら気楽に話してみなされ。わしは・・・・塩土老翁(しおつちのおぢ)とい

う」


 老翁は自ら名を口にした。


 塩土老翁は、実は、山幸彦の父神の瓊瓊杵尊を笠狭ノ岬で見つけては、木
 
花開耶姫と出会うように導いた事勝国勝長狭(ことかつくにかつながさ)に他

ならなかった。また塩筒老翁(しおつつのおぢ)ともいい、伊奘諾尊(いざな

きのみこと)の子神の一であった。

 そんな来歴の老翁とは知るよしもない山幸彦であったが、難儀に遭遇して
 
いるときであり、問われるままに答えた。


「実は、兄より借りました釣り針をなくしてしまい、どうしたものかと途方

にくれているところであります」

「ほう。釣り針をなくしなされたと・・・・。別のものを返しなされれば、それ

で済むことではないのかのう」

「そのように致しましたが、兄は聞きいれてくれないのです。なくした釣り

針そのものを、どうあっても返してくれ・・・・といい張るばかりであります」

「ふうむ・・・・。兄にも兄の事情というものもあるのであろうが、難しい問題

である。が、山より大きい鹿猪(しし)は出ん・・・・という。けだし、この世で

起きたことは、この世で解決できるもの。わしも力になって進ぜよう」


 塩土老翁は悠然と述べては、手に持っていた袋の中より、黒竹製の櫛を取
 
り出し、地に投げた。


 すると黒竹の櫛は、五百本もの竹林となった。その竹で塩土老翁は、目が
 
密で隙間のない籠(かご)を編んでは、その中へ山幸彦を収め、海へ沈めた。


 あるいは、目の粗い籠であったといい、さらには目の密な籠で筏(いかだ)
 
を作り、あるいは小舟であったか、このあたり伝承が錯綜しているが、それ

に山幸彦を括りつけて海中へ沈めたとも伝えている。


 さらに塩土老翁は、黒竹製の籠ではなくて、山幸彦を鰐(わに。鮫)に乗せ
 
たとも伝え、ここでは、この鰐に乗せたとする伝えに従うこととする。


「海神(わたつみ。海の神)の駿馬といえば、海であるから、八尋鰐(はちひ

ろのわに)のことである。この八尋鰐は、背鰭(せびれ)を立てて、橘ノ小戸

(たちばなのおど)というところにいる・・・・」

「橘ノ小戸・・・・でありますか」


 筑紫ノ日向ノ橘ノ小戸ノ阿波岐原(あはぎはら。檍原)というところより、
 
鰐のいるところは、この阿波岐原の近く、つまり大淀川河口の近くか・・・・と

山幸彦は心の中で反芻した。


「これより、その八尋鰐を訪ねて行き、共に今後の方策を考えよう」


 と塩土老翁は山幸彦を促し、橘ノ小戸へと向かった。


 
・・・つづく


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■ 編集後記
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前回の、無料キャンペーンの当選者の方からの「楽しく読ませてもらいま
した」というご感想を早くも頂いております。

誠に有難う御座います。


今回、無料プレゼントを差し上げた書籍は、はっきり申し上げて難しい内
容だと、私は思っております。ですから、こんなに早く、読者の方からご
感想のメールをいただけるとは思ってもいなかったのです。


近いうちに、ご感想メールを頂いた方のご感想を、読者様のご了解の下、
ホームページに掲載させて頂きたいと思います。

 
 また、無料プレゼントのご当選の方で、まだ読まれていない方は、3月
 の暖かくなった読書日和にでも、時間を割いていただければ幸いです。
 
 
 ささいな感想でも結構ですので、後ほどお知らせいただければと思います。
 
 (難しすぎる〜 (*_*; といった感想でも結構でよす (^^) )
 
 
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 それでは、次回の物語をお楽しみに!



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一の十三、海幸山幸へ (第14回目 2005年02月28日)
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