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「万 葉 散 歩」

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V008 額田王 2の3 あかねさす (平成17年03月03日)


額田王 2の4 あかねさす
■□■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━VOL.009━
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■    万 葉 散 歩
                                  
    〜 額 田 王 〜                    
                       発行周期:週刊 著者 田中繁男  
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 二の四、 あ か ね さ す


 新羅へ帰った金東厳は、冬十月の下旬にも、王あてに贈られた船に乗って、
 
再び来朝した。それで十一月一日、天智天皇は文武王にあて、絹や綿、鞣革

(なめしがわ)などを贈った。それぞれ不足していた物資であったのであろ

う。それで、その五日、今の北朝鮮の万景峰号とは積み荷の事情は異にする

が、わが国産の物資を積んで、金東厳の乗る船は帰っていった。


 そんな新羅との往来が活発化していた中で、道行(どうぎょう)という新羅
 
僧が、こともあろうに、尾張の熱田社(あつたのやしろ。今の熱田神宮)に祭

る草薙剣(くさなぎのつるぎ)を盗み出すという事件が生起した。


 草薙剣というのは、もと天叢雲剣(あめのむらくものつるぎ)という名であ
 
った。伊勢斎宮となった倭姫命(やまとひめのみこと。景行天皇の妹)が、東

国へ出征する途上、立ち寄った甥の日本武尊(やまとたけるのみこと)に、そ

の武運長久を祈り願って授けた霊剣であった。


 それが草薙剣と呼ばれるようになったのは、その遠征の途次、駿河で賊に
 
火で焼かれかけたときに、天叢雲剣を抜いては草を薙ぎ払い、危難を脱した

という故事による。また、火で焼かれかけた地を焼津(やいづ)と呼ぶように

なり、今に焼津神社を伝えている。草薙神社もあるが、焼津より東方に鎮座

しているのは、何か理由があってのことであろう。


 この火で焼かれかけたとき、日本武尊と共にあった弟橘媛(おとたちばな
 
ひめ)は、尊には身の危険をも顧みず、媛を救い出してくれたことに、いた

く感激しては、のちに相模の走水(はしりみづ。浦賀水道)で尊を救うため、

自らの生命を投げ打っては入水した話は崇高で、美智子皇后におかれても、

その御講演の中に引用なされたのであった。


 さねさし相武(さがむ)の小野に燃ゆる火の火中(ほなか)に立ちて問ひし


 さねさしは相武(相模)の枕詞で、その相武の小野に燃ゆる火の・・・・と歌
 
にはいうのであるが、火を着けられて燃え上がった野の焼津は、さねさし相

武国ではなく、打ちよせる駿河国にあるところより、歌の上で、二つの国が

錯綜していることが分かる。


 国名を取り違えているところが、かえって緊迫した臨場感を喚起する結果
 
となっているが、燃える火の中で、草を薙ぎ払っては血路を開きつつ、大丈

夫かっ、と問いかけてくれた尊であられたなあ・・・・という。独りで避難する

だけでも大変な火の中を、助け出してくれた尊の、その恩に報いるため、弟

橘媛は走水で入水して果てたのであった。


 東国を平定して無事に尾張まで還ってきた日本武尊は、尾張で妃として迎
 
えた宮簀媛(みやすひめ)のもとに、その草薙剣を預け置いては素手のまま、

しかも独りで日本武尊は伊吹山へ登ったのである。


 が、山中で毒気にあてられては、下山後に日本武尊は、伊勢の能褒野(の
 
ぼの)で横死した。それで草薙剣は宮簀媛のもとへ残される恰好となり、や

がて宮簀媛により造営された熱田宮へ、今は亡き日本武尊の神霊(みたま)と

共に、草薙剣も祭られることとなった。


 初め天叢雲剣(あめのむらくものつるぎ)と呼ばれていたこの霊剣は、素戔
 
嗚尊(すさのをのみこと)が出雲の斐(ひ)ノ川の上流で、八俣大蛇(やまたの

おろち)という怪物を退治したとき、その尻尾より出てきた剣であった。ひ

とたび抜剣すれば、たちまち玉散る氷の刃(やいば)・・・・という利剣であった。


 それで素戔嗚尊は、高天ノ原にまします姉の天照大神へ献上した。これを
 
天照大神にには、葦原瑞穂国(あしはらのみづほのくに。日本の国)へ天降っ

ていく皇孫(すめみま)の瓊瓊杵尊へ下賜することとなる。


 それが瓊瓊杵尊には曽孫にあたる初代天皇の神武天皇へと伝え、結局、第
 
十一代の垂仁(すいにん)天皇の丁巳(ひのとみ。西暦二三七年。卑弥呼の魏

へ遣使した己未つちのとひつじの二年前)に、倭姫命と共に伊勢へと逢着し

たのであった。


 新羅僧の道行は、草薙剣すなわち天叢雲剣の来歴を詳しく知っていたので
 
あろう。詳しくとは八俣大蛇の尻尾より出てきたという話の前のことであり、

それを詳しく深く知っていた・・・・つまり天叢雲剣は、もともと新羅王室に秘

蔵されてきた霊剣であった、というようなことである。


 それで取り戻しては、もとの新羅王室、つまり今の文武王のもとへ返納し
 
ようと道行は考えた・・・・というよりは、誰かに頼まれたのであろう。新羅の

王室に伝えられてきた霊剣といえるのも、素戔嗚尊には新羅へ渡ったことが

あったとされてからである。


 なお、新羅の間諜であったのかも知れない道行は、本国へ逃亡の途次、風

雨に阻(はば)まれて舞い戻らざるをえず、舞い戻ったところを逮捕された。

当然ながら草薙剣は取り戻されたが、直ちに熱田へ返されることなく、その

まま飛鳥に預かり置かれる恰好となった。返されたのは十八年後の天武天皇

十五年(西暦六八六年)のことである。



「あかねさす」 終わり


「君待つと」につづく


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 待つと」を配信させていただきます。
 
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