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「万 葉 散 歩」

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V007 額田王 2の2 あかねさす (平成17年02月24日)


額田王 2の3 あかねさす
■□■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━VOL.008━
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■    万 葉 散 歩
                                  
    〜 額 田 王 〜                    
               発行周期:週刊 著者 田中繁男  
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 二の三、 あ か ね さ す


 半島北部より東は沿海州南部、西は遼東方面へとかけて、広大な版図を誇
 
っていた高句麗も、いよいよ滅びのとき到る・・・・と、当の高句麗使より聞か

されたのも遠い日のことではなく、今また同じことを新羅使より聞かされる

こととなった。


 両国使より高句麗滅亡のことを期せずして聞かされた天智天皇と大海人皇
 
子とは、大厦(たいか。大きな建造物)の倒れんとするや、よく一木の支える

ところにあらず・・・・の観を今さらに強くしては、中臣鎌足を招いて三人よれ

ば文殊ノ知恵で、三者協議した。


 ときに五十五歳であった鎌足は、病気気味であり、大津宮の南西、山科
 
(やましな)にある自邸に引きこもって養生の日々を送っていた。それで病身

をおしての出仕となったが、さすがに鎌足だけあって、苦しい息のもとなが

ら、的確な見解を申し上げた。


「今の新羅の第一人者と申しますれば、王の伯父で王を支えています金臾信

(きんゆしん)将軍と聞いてございます」

「金臾信将軍・・・・であると」


 意外な名を耳にした天智天皇は、思わず反芻(はんすう)した。


 古い名であり、今の今まで考えもしていなかった名であっただけに、かえ
 
って天皇には非常に新鮮なものとして聞こえた。


「はい。二十年ほど前の大化三年(西暦六四七年)のことでございましたか、

新羅へ使いしました高向玄理(たかむこくろまろ)博士が帰国されますときに、

博士と共に来朝しましたのが金春秋(こんしゅんじゅう)でございました」

「・・・・」

「七年前に亡くなりました新羅の武烈王(ぶれつおう)が、すなわち金春秋で

ございますが、その金春秋つまり武烈王の妃の兄が、金臾信将軍その人とな

ります」

「なるほど。それにしても金春秋・・・・懐しい名である。来朝したとき、すで

に四十五歳というていたと記憶するが、眉目秀麗、才気煥発、若々しく逞

しく、なかなか話の面白い仁であった。当時の新羅は百済に苦労していて、

それで高句麗に頼ったところ、逆に捕らわれの身となった・・・・と金春秋は笑

っていたが」


 当時、二十二歳であった天智天皇は、金春秋を思い出しては懐しんでいた
 
が、やがて鎌足に対して問うた。


「それで金春秋・・・・ではなかった金臾信将軍に、何をしようというのである

か」

「将軍に船一隻を贈り、誼(よしみ)を深め合うては・・・・と存じます」


 往昔、応神天皇の御代に、武庫ノ泊(武庫川河口にあった泊地)に停泊し
 
ていた新羅の船が船火事を出して、たまたま集結していた百隻ものわが新造

船を、類焼で燃やしてしまうということがあった。慌てた当時の新羅の奈勿

王(なこつおう)は、船匠(船大工)を派遣しては、猪名川(いながわ)筋で三

草山(みくさやま)の材で、新しく百隻の船を造らせたという。


 その故事の船の数と比べるのも筋違いな話であるが、それにしても、船一
 
隻とは・・・・と天皇も大海人皇子も、その数の少なさに驚いた様子であった。

が、鎌足の進言を容(い)れては、船一隻を贈ることとなった。


 それで九月二十六日。金臾信将軍に贈る船一隻を、新羅使の金東厳に託し
 
た。ところが、この話を聞いた額田王が、珍しく自ら進言しては申し上げた

のである。


「今も戦乱に明け暮れています新羅には、わが国へ通います船にも不自由し

ていますことかと存じます」

「・・・・」

「それで、わが国への往来専用に、特別に船を一隻、今の新羅の文武王あて

に贈りますれば、さらに両国の誼は、深まりますことでございましょう」


 今をさる七年前の斉明天皇の七年(西暦六六一年)春三月、伊予の熟田津
 
(にきたつ)で潮の具合を見て以来、船や航海のことに造詣を深めていた額田

王ゆえ、天智天皇は額田王の進言を受け入れては、九月二十九日、文武王へ

あてて、特別に贈る船一隻をも金東厳に託し帰国させた。




・・・つづく

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■□ 編集後記
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