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「万 葉 散 歩」

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V003 額田王 1の2 冬こもり (平成17年02月03日)


額田王 1の3 冬こもり
■□■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━VOL.004━
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■    万 葉 散 歩
                                  
    〜 額 田 王 〜                    
                      発行周期:週刊 著者 田中繁男
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一の三、 冬 こ も り


 倭姫王を皇后として立てた当時、天智天皇には四人の嬪(ひん)と四人の采
 
女(うねめ)とがあり、その間に四人の皇子(みこ)と十人の皇女(ひめみこ)と

が生まれていた。もっとも嬪にしても采女にしても、それぞれ四人しかいな

かったというのではなく、それは生母となった人数かと思われる。


 四人の皇子のうち建皇子(たけるのみこ)は、すでに夭折(ようせつ)して
 
いたが、あとの三皇子は大友皇子(おおとものみこ)をはじめ、順調に育って

いた。ほかの二人は川島皇子(かわしまのみこ)と志貴皇子(しきのみこ)とで

あり、長子の大友皇子を含め、生母は共に采女であった。


 大友皇子の生年は西暦で六四八年、川島皇子の生年は同六五七年であった
 
が、志貴皇子の生年は詳らかでない。薨年(こうねん。没年)は西暦七一六年

であるところより、父(天智天皇)の十五歳のとき(西暦六四〇年)に生ま

れたとしても、長子の大友皇子より年長とはなるが、行年は七十六歳となっ

て、不自然ではない。


 志貴皇子は白壁王(しらかべおう。のちの光仁天皇で、平安時代を開いた

桓武天皇の父)の父であるが、むしろ志貴皇子は、万葉歌人として知られて

いる。のみならず志貴皇子の子の湯原(ゆはら)王も万葉歌人として名高く、

別の子の春日(かすが)王の子の安貴(あき)王、その子(志貴皇子より見れば

曽孫)の市原(いちはら)王もまた万葉歌人として知られる。


 『万葉集』に収める志貴皇子の歌は六首と少ないが、秀歌揃いであり、そ
 
のうちより二首を引いて見る。


 石(いは)ばしる垂水(たるみ)の上のさ蕨(わらび)の
 
 萌(も)え出(い)づる春になりにけるかも 418


 采女の袖吹きかへす明日香風(あすかかぜ)都を遠みいたづらに吹く 51


 あとの一首は、志貴皇子の生母が越国(こしのくに。北陸)出身の采女であ
 
ったことと、都が飛鳥より藤原へ遷っていった(西暦六九四年)直後の作歌

であるところより、若き日の母親を偲んだ歌であったかと思われる。


 飛鳥の旧宮に残って残務整理に勤(いそ)しんでいる若く溌剌(はつらつ)
 
とした采女らの様子を眼にしては、そこに鮮やかに若き日の生母の姿を重ね

合わせて見ては、わが母も、あのように甲斐甲斐しく走り回っていた日々も

あったのであろう・・・・と志貴皇子は懐しく回想に浸ったのであろう。


 天智天皇には遷された近江の大津より、天武天皇により再び戻ってきた飛
 
鳥であったが、今また藤原へと遷っていく・・・・その飛鳥を吹き抜ける明日香

風も、今に采女がいなくなってしまったなら、袖吹き返して慌てさせる悪戯

もできなくなり、張り合いも失せて、ただ空しく吹き抜けていくばかり・・・・

というのである。


 一方の皇女の方は、天智天皇の即位当時には最年長の大田(おおた)皇女す
 
でに亡く、九人となっていた。鵜野讃良(うののさらら)皇女、御名部(みな

べ)皇女、阿閉(あへ)皇女、飛鳥(あすか)皇女、新田部(にいたべ)皇女、山

辺(やまべ)皇女、大江(おおえ)皇女、泉(いづみ)皇女、水主(みぬし)皇女で

あった。


 讃良皇女は同母姉の大田皇女と共に大海人皇子の妃となり、草壁(くさか
 
べ)皇子を生んだが、その薨後、持統(じとう)天皇となった。御名部皇女と

阿閇皇女とは同母姉妹で、御名部皇女は、その御名よりすれば、斉明(さい

めい)天皇の牟婁温湯(むろのゆ。白浜温泉)行幸時(西暦六五八年)、紀州の

南部(みなべ)あたりで生まれたかと思われる。


 妹の阿閉皇女は斉明天皇の崩年(西暦六六一年)に生まれた。阿閉は伊勢
 
あたりの地名であるところより、その地出身の乳母に由来する命名でもあろ

う。阿閉皇女は、のちに草壁皇子の妃となるが、その間に生まれた文武天皇

の崩御後、中継ぎの形で即位しては元明(げんめい)天皇となった。


 飛鳥皇女と新田部皇女とも同母姉妹で、山辺皇女や大江皇女らと共に、次
 
代の天武天皇朝、持統天皇朝を彩(いろど)る皇女であった。泉皇女は、天武

天皇の皇女の大伯(おおく)皇女、多紀(たき)皇女のあと、伊勢斎宮(いせの

さいぐう)となった。水主皇女は詳らかにはしない。


・・・つづく




■□ 編集後記
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