日本の神話
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女性天皇について(前編) (第4回 2005年01月17日)
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■ 斬る!時事問題のトリビア・コラム!
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■ 〜 女性天皇について (前編)〜
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■ 第4号 著者:田中繁男 http://nippon-shinwa.com
□ 発行周期:週刊
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★☆ はじめに
政治・経済・外交を中心に、ちょっと角度を変えた歴史的視点から、日本
の世を斬る!
「へぇ〜」と感じる人も、「残念!?」と感じる人もいるかも(-_-;)。
週刊時事ネタです。
ちょっとしたことなので、一週間の時間をもてあましている時に、メール
を開いていただければ幸いです(^。^)
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第3回目は、
〜 「女性天皇について」 (前編)〜
問題の核心は≪女性天皇≫というところにあるのではなく、≪女系天皇≫
というところにある。
つまり天皇とは、
(1)男系の男性天皇、
(2)男系の女性天皇、
(3)女系の男性天皇、
(4)女系の女性天皇、
の四つがあることとなるが、あとの(3)(4)は歴史上存在していない。
つまり女性天皇はあったが、女系天皇はなかったということである。ものの
順序として、男系の女性天皇について見てみる。
孝明・明治・大正・昭和・今上(諡号(しごう)は恐らく平成)と近現代
の歴代天皇五代を見てみると、見事に男系男子の天皇で貫かれている。これ
が瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)以来の正統を踏んだ伝統であるが、その伝統
に含まれる形で存在した古代の女性天皇(女帝)について、まずは見てみる
こととする(江戸時代などは今は措く)。
1.【西暦592−661年】推古(女帝)・舒明・皇極(女帝)・孝徳・
斉明(女帝。皇極の重祚(ちょうそ))
2.【西暦673−723年】天武・持統(女帝)・文武・元明(女帝)・
元正(女帝)
3.【西暦724−781年】聖武・孝謙(女帝)・淳仁・称徳(女帝。
孝謙の重祚)・光仁
以上、三群に分けられる。通算しても足掛け170年間で、徳川幕府より
も短い。その短い間に八代六人の女帝が出ているということは、乱気流に巻
き込まれたときのように不安定となった皇位継承という機体を何とか安定さ
せようと努力した結果であったかと思われる。失速しそうになった機体を女
帝が現れて何とか支えたわけである。
それは、推古女帝以前にも前例があり、雄略天皇の次の清寧天皇が亡くな
ったとき(西暦484年1月)、皇位を兄と譲り合った顕宗天皇が直ぐには
即位されなかったため、一日も為政は停められないと考えた兄弟の姉にあた
る飯豊青皇女(いいとよあおのひめみこ)が執政し、皇位の途切れるのを防
いだことがあった。これを見て、イスラエルはヘブライ大学のシロニー先生
あたりも、飯豊青尊を天皇として歴代に列するべきとされている。尊(みこ
と)と尊称しているところより、すでに日本書紀編纂のころにも、そんな気
運はあったのであろう。
皇位を兄弟で譲り合った例は応神天皇の亡くなったときにも起きた。この
ときは仁徳天皇と弟皇子とが譲り合い三年近くにもなったが、その間、皇位
は空位ではあっても、為政そのものに停滞がなかったのは、摂政として応神
天皇の生母の神功皇后が健在であったからである。日本書紀は神功皇后を歴
代天皇のように処遇しているが、あえて天皇と考える気運がなかったようで
あるのは、すでに長きにわたり摂政であったからであろう。
【以下次号】
■ 筆者からの文献紹介
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ここでは、筆者より今回のコラムに関係する文献を紹介しています。
<参考文献>
「母なる天皇」 B・シロニー 講談社
「天皇」 山口修 PHP研究所
あと、こちらも関係しています↓
「物語 神功皇后」 田中繁男 展転社
他の参考文献について詳しくは、こちらまで↓
<http://nippon-shinwa.com/sankou_c4.html>
■ 編集後記
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この度は、「斬る!時事問題のトリビア・コラム!」メルマガのたくさん
の読者登録を頂き、本当にありがとうございました。
第4回目のコラムは如何でしたか?
今回の「女性天皇について」は、筆者の研究している分野に直結している
ので、コラムが長くなりましたので、2回に分けて配信させていただきます。
それでは、次回も楽しみにしてください。
それから、ホームページ「日本の神話」で前々からご紹介しておりました
万葉集を題材にした、無料メルマガ「万葉散歩」の発行申請が、本日「まぐ
まぐ!」から承認されました!
以下のアドレスより、読者登録が可能ですので、是非ご登録のほど、宜しく
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最後まで、長い文章をお読み頂きまして有難うございました <(__)>
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